海外留学の際、奨学金はどんな種類があるのか混乱してしまいますよね。
この記事では、返還義務のない給付型奨学金のみをご紹介します。
奨学金は大きく分けて2種類あります。まず1つ目は、JASSOと呼ばれる、独立行政法人日本学生支援機構が提供する奨学金です。そして2つ目が、個人の財団が提供する奨学金です。
JASSO
この奨学金の正式名称は、海外留学支援制度(学部学位取得型)といいます。
内容
毎月の受取額 | 59,000円~118,000円 |
受取期間 | 原則4年 |
定員 | 45名 (2021年度実績) |
渡航時期 | 2022年4月1日~3月31日の間 (2022年度募集) |
条件
国籍/永住権 | 日本 |
経歴 | 国内外の高等教育機関/ 大学準備コースに在籍したことがない |
学歴 | 高等学校またはそれに相当する卒業資格 |
成績 | 3.7 (5段階中) |
両親の年収 (2020年) | 2,000万円以下 |
※表は重要条件を抜粋しました。その他の条件に関しては、JASSOの募集要項をご覧ください。
審査スケジュール (2022年度の場合)
この奨学金の応募には、書類審査と面接審査の2種類があり、その審査の合格者のみ受け取ることができます。
募集要項公開 | 2021年9月1日 |
事前登録期間 | 2021年9月6日~2021年10月7日 |
応募受付期間 | 2021年9月6日~2021年10月15日 |
書面審査結果通知 | 2022年1月上旬 |
オンライン面接 | 2022年1月22日・2022年1月23日いずれか |
合否発表 | 2022年3月上旬 |
個人の財団
今回、個人の財団が提供する奨学金については、留学先の国に制限のない孫正義財団と江副財団の2団体についてご紹介します。
孫正義財団
奨学金の上限はありませんが、成績のハードルがかなり高いです。
定員 | 40人 |
金額 | 上限なし |
年齢 | 25歳以下 |
その他 | 国内外の活動で優秀な結果を持っている |
奨学金の上限はありませんが、満たさなければならない応募条件のハードルが高いです。
“国内外の活動で優秀な結果を持っている”というのは、学校の成績やコンクール、起業などを通じて優秀な成績を収めた応募者のことです。
江副財団
孫正義財団と比べ、条件としては江副財団の方が緩く感じますが、定員が10人なので倍率が高いです。
定員 | 10人程度 |
金額 | 1,000万円まで |
英語力 | IELTS7.0以上/TOEFL100点以上 |
専攻 | 理系 |
QS世界大学ランキング | 総合30位以内 理系部門30位以内 各国で1位の大学 |
給付型はハードルが高いと感じる方は、貸与型奨学金や国の教育ローンもあります。
国の教育ローンはこちらの記事でご紹介しています。
JASSOの貸与型奨学金はこちらの記事でご紹介しています。
以上が給付型奨学金についてでした。
不明点などございましたら、コメントかお問い合わせよりご相談ください。